<   2011年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧

どんぐりのある額縁

昨日は知人のお宅の食事会に呼んでいただいた。
手打ちうどんにお好み焼きに懐かしい味をごちそうになり、いろんなジャンルの人たちと夜まで楽しくおしゃべり。
リビングに僕の絵が2枚飾ってくれていたんだけど、1枚は作品のイメージに合わせて木の枝を使った手作りの額縁に入れて飾ってくれていてびっくりした。売れた絵が現在どのように飾られているのか僕はほとんど知らないけど、こんなカタチで大切にされているのを見れて何だか嬉しかった。そして人の家に飾られた自分の絵の前でみんなと食事をするのは何だか少し恥ずかしいw


d0178250_7551493.jpg


d0178250_7551067.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-28 22:07

白い花と紅い花の絵

アトリエの窓辺に小さな植木があって名前も知らないけど毎日水をあげてる。
下の方に赤い南天みたいな実がたくさん成ってて上の方には白い小さな花の蕾がたくさん成ってる。最近その白い花が咲き始めた。小さくて可愛らしい白い花。
だけどその花は咲くとすぐに散ってしまう。せっかく寒い冬を越えて花開いたのにあっという間に散ってしまうなんてなんとも儚いわけで、窓辺に落ちて萎れた小さな白い花に触れてみる。だけどそういう儚さも何だか美しい。
絵も十代のときの下手な絵を今真似しても同じものはもう描けないし、今描いてる絵も後10年したら描けないと思う。そういう意味では絵も儚い。その時間の中でしか生まれて来ない。絵を描く感覚も枯れない限り咲いたり散ったりの繰り返しなのかも。



d0178250_5315743.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-26 06:07

三百六十五歩のマーチ

怠け者の僕はアトリエを出るのがいつも億劫。。
特に外出の目的が役所とか銀行とかになるともう、なんというか、、
今日は朝のうちに制作して昼から学生証の更新にアカデミーの事務所へ。無事次の学期の学生証をもらって、帰り道にカリーヴルストを買って「三百六十五歩のマーチ」を歌いながらアトリエに帰る。


幸せは歩いてこない
だから歩いてゆくんだね
一日一歩三日で三歩 
三歩進んで二歩さがる
人生はワン・ツー・パンチ 
汗かきべそかき歩こうよ


d0178250_2154616.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-25 02:34

窓の向こうの声

インテリア・アートコーディネーターの奥村くみさんのブログで僕のことが少し紹介されています。http://allier.exblog.jp/


奥村さんには2年前の大阪の個展に来ていただいて初めてお会いしたんだけど、そのとき展示していた作品は子供の泥遊びみたいな絵と小学校の図工みたいな木版画だったの(今も変わらないけど)普段はインテリア関係で洗練されたアートを追求されている奥村さんが僕の土みたいな絵をじっくり見てくれて、その後も展覧会や受賞の度にメールくれたりブログで紹介してくれたりして、そういう人がいてくれるのはすごく嬉しいし、日本を離れてドイツで毎日ひとり絵を描いている僕にはすごく励みになる。

絵は小さなアトリエでひとりで作ってるけど、やっぱりそれがアトリエを出るには外の人の声が必要なわけでそういう声が聴こえた気がしたからドイツで作ってきた絵を日本に送ろうって気持ちが沸いた。



d0178250_142940.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-24 01:37

山の神様のこと

夜、アトリエで筆を洗い終えると窓の向こうの夜空を眺める。
村の山や森を思い出す。それがまた明日の絵に繋がって行く感じ。

小さい頃、地元の山や森には古い祖先の神様がいてみんなを見守ってくれていると聞いた。「人に笑われても一生懸命な人のことを神さんはちゃんと見てくれている」といつも言っていたばあちゃん。そんなこともあってかひとりぼっちの僕は今でも(日本にいた頃)山に行って絵を描いている。

宗教のことはよくわからないし霊とか見た事もないけど、僕が出会ってきたもの、森のお地蔵さんの微笑み、湿った木々の匂い、温かい泥の感触、暗闇に咲く小さな花の輝き、森の隙間の星空は僕の絵を生んでくれてそれらは何一つ嘘じゃないと思う。何を信じていいのかわからないこんな世界で僕が信じれるやさしいひかりとやみ。


d0178250_18334231.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-22 19:04

枯れそうな花に水をあげる日

アカデミーの展覧会も終わって、春の展覧会に向けて毎日制作。絵を描いて、絵のことを考えて眠ってまた明日につづく毎日。

きっと幼稚園の頃から僕はこんな時間を大切にしながら生きている気がする。幼稚園が終わるといつもばあちゃんが迎えに来てくれて他の子たちは若いお母さんたちにどこかへ連れられて遊びに行って、僕はひとりばあちゃんに近くのお寺や神社、公園や森に連れて行ってもらってどんぐりや梅の白い花を拾ったりして、家に帰ると夕食ができるまでひとりで絵を描いていた。ひとりぼっちだったけど絵を描いているときは何かと繋がっている気がして、それがいつか小さな家を飛び出してどこかへ向かっていくような夢を見ていた。20年経った今でも絵を描いてる時間というのは何も変わっていないと思う。

このドイツの誰も来ない小さなアトリエで描いた小さな絵が言葉も通じない国の人たちに出会ったり、海を渡ってまた日本に帰ることを想ったらなんだか少しドキドキする。


d0178250_19573978.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-18 20:21

Rundgang 2011

先週からデュッセルドルフ芸術アカデミーで開催されていた『Rundgang 2011』も今日で終了。
クラスの方針もあって自分の思い通りの展示ができなくて、はじめはそれがすごく悔しかったんだけど展覧会がはじまると、自分の小さな絵の前で写真を撮ったり「この絵いいね」と言ってくれるお客さんも多くてそれにはすごく励まされたというか、やっぱり大きさとか展示とかアートのルールの中のことだけじゃなくて僕は「野原で雨ざらしになっても輝いているような絵」を作りたいと強く思った。

ドイツに来て半年少しでまだドイツ語も習ってる途中で全然わからないことも多いし、それでも教授や学生たちと展示作業やディスカッションを一緒にして、他のクラスの学生たちの面白い展示にも出会えて、やっぱり世界は広い、って思った。それと同時に自分にしかできないことやこれから自分がすべきことが段々見えてきた感じ。今回の展示はほんといい経験になったと思う。まだまだ先に進む。次は春の日本での展示に向けてまた絵描いていく。


休日のアカデミー。美大の学内展で入場待ち。。
d0178250_4214769.jpg


アンツィンガークラスの展示。左上に僕のドローイングが4枚展示されている。
d0178250_4204169.jpg


ピーター・ドイグクラスの展示。
d0178250_4204142.jpg


アンドレアス・グルスキークラスの展示。
d0178250_4204545.jpg


トニー・クラッグクラスの展示。
d0178250_4204087.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-14 04:54

展覧会のお知らせ

今週からデュッセルドルフ芸術アカデミーにて開催される『Rundgang 2011』に小品の油彩とドローイングを出品しています。
どうぞよろしくお願いいたします
http://www.kunstakademie-duesseldorf.de/die-akademie/rundgang.html

Herzlice einladung zur Ausstellung "Rundgang2011" bei Kunstakademie
Düsseldorf. am 9.Feb.2011

Ich stelle meine kunstwerke im Raum113(Malerei und Zeichnung)

Ich würde mich sehr freuen,wenn Sie die möglichkeit
hätten,sich diese Ausstellung an zu schauen.

Yasutake Iwana

d0178250_19421772.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-07 19:44

焦らずゆっくり

今日は昼前に日本の美大生の子が2人うちのアトリエを訪ねてくれる。
お茶を飲んでピザを食べながら作品を見せてもらっていろいろお話。

昼からアカデミーの制作展の搬入のつづき。
展示は落ち着いて僕は小品の油彩1枚とドローイング4枚を展示。
結局メインの大作の部屋では大きい絵を展示してもらえず。この作品には自信があったし他の学生も何人かは展示を薦めてくれたんだけど、そういう意味ではやっぱり悔しかった。しょんぼりしながら教室の掃除をしているとテオが来て「君は若くて才能があるんだしチャンスはまたいつでもあるよ。焦らずゆっくり行けばいい」と言ってくれた。

日本の美大に入ったばかりの頃も上級生の展覧会に「僕も出したいです」と言ってよく先生に「お前はまだ大学に来たばかりだろ」とテオと同じようなことを言われていた。今日、展示の様子を見にやって来た画家の女性(アカデミーの関係者?)が教室の隅っこの方に展示してある僕の小さな絵とドローイングを見て「すごくいい」と言ってくれた。人を押しのけて自分の才能を見せつけなくても僕の絵をしっかり見てくれる人はどこかにいてくれる。なのに僕はついさっきまでいい場所に大きい作品を展示されたいとかそんなことばっか考えていてまだまだ修行が足りないな、と感じたドイツのちょっとあったかい冬の日だった。


d0178250_6391673.jpg

[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-06 07:06

搬入1日目

今日はデュッセルドルフ芸術アカデミーで来週から開催される『Rundgang2011』の展示。展示当日にビールを飲みながら展示する学生の作品を選ぶドイツ絵画界の重鎮アンツィンガー。。聴講生の僕に「お前ここにドローイングを展示しろ」といきなり場所をひとつもらう。
d0178250_644293.jpg


酔っぱらって学生の作品を自ら展示しはじめるアンツィンガー。。
d0178250_644871.jpg


こんなノリで日が暮れて今日はドローイングと版画、絵画の小品の展示で終了。僕の小品の絵画も2点選んでもらえた。
d0178250_652186.jpg


そして夜は展示も終わってないのに打ち上げw数ヶ月前から入念に計画を重ねて展示した日本の大学の卒展とのギャップには驚いたけど、せっかくドイツに来たんだしデュッセルの美大でこんなノリを経験するのも悪くない。明日は大作の展示。選んでもらえますように。。
[PR]
by yasutakeiwana | 2011-02-04 06:24