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地元の文化の現状

来年地元で大きい個展のお話。
伊賀地方での展示は何年ぶりだろう。
とても楽しみ。いろいろアイディアが浮かんで来る。

「伊賀は偉大な才能をたくさん輩出しています」と地元の偉い人たちはおっしゃっているが
今の行政にその才能を受け止める甲斐性もなければささやかな発信をする情熱もない。
世界的に見ても独特の歴史や文化がある土地なのに「忍者」と「芭蕉さん」だけの観光地にしているのはもったいない。そして新しい才能は流出する。
伊賀を離れて長年苦労して名を残してきた芸術家たちの魂も作品も何も報われない。
それがドイツから帰って来て直に感じた悲しい現実です。

だから僕がこれから頑張らないといけない。
ヨーロッパで出会ったすごいものに負けない表現を地方で創造していかないといけない。
世界の中心がなくなった時代ならば、どこにいても独自の芸術を生み出していける。
それをずっとずっと信じて。
by yasutakeiwana | 2012-05-21 23:48 | 芸術
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