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日本のシャガール

2011.06.06
アカデミーの合評会。
新作の油彩とドローイングをアンツィンガーに見せる。
拙い言葉で絵や村の話をしたら「君は日本のシャガールだな」と言われた。以前彼が誉めてくれたドローイングのシリーズをまとめて持って行ったんだけど「これはもう学校に持って来なくていい。どこかのギャラリーで勝手に売ったらいい。それより新しい油彩が面白いからもっと作れ」って言われて、厳しいような温かいような言葉になんだかジンと来た。
他は最近クラスに入って来たロシア人のニコライの絵、汚れた紙切れに木炭やコンテで家族の顔を描いてるだけなんだけど深くてすごくいい。ユルゲンの新作の油彩もよかった。夜は近所のバーへみんなで飲みに行く。いつまでも明るい夏の夜だった。


2011.06.07
街にあるアートスペースのミーティングにお邪魔させていただいて作品と展示プランのプレゼンをした。自分の絵の話をするのは日本語でも苦手なのに外国語だと余計苦手。。英語でコンセプトを話したんだけど本番は半分くらいしか話せなかったな。言葉は全然だったけど全体的にはなかなかいい感じだったと思う。通訳してくれたベルさんにほんと感謝。
美術館の学芸員さんから「あなたは日本の村の土着的な問題を描いているけど、ヨーロッパの芸術とどのように関係しているのですか?」という質問を受けた。さすが美術史の専門家。僕はロマン主義、表現主義と日本の戦前の洋画との関係の話をしてみた。ビールをごちそうになって作品と夜風に揺られながらアトリエに帰った。
by yasutakeiwana | 2011-06-08 18:32
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